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錆塗れ 廃工場

吐き出した 紫煙の渦

灰被り 朽ちゆく死体

耳をふさいでる

 

見渡せば 重油の海

青く 腐りはてた果実

欠け折れた 発条螺子

もう回らない

 

鈍感になっていく痛覚

またダメだねって嘲りが落ちる

世界を見せた旅人は

もういないのでしょう

 

落日の鐘が響き始める

残された明日が途絶えてゆくのは嫌だ

昏い世界に落ちていく前に

願う さあ時間を止めて

雨晒し 廃ビル街

駆け抜けた 路地裏の影

軒下で 死にゆく猫

目を背けている

 

見上げれば 時計の塔

赤く 錆びついた歯車

ひび割れた 発条螺子

ただ回り続ける

 

曇天に映る旅人

まだ来ないねって笑う顔が乾く

今を受け入れたこの手に

残るものは何

 

落日の鐘が響き始める

残された明日が途絶えてゆくのは嫌だ

昏い世界に落ちていく前に

願う さあ時間を止めて

-Lyrics-

三作目。 黄昏と少女のお話です。

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